古本屋の殴り書き

書評と雑文

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「生きて虜囚の辱めを受けず」の真意

・凌遅刑(りょうちけい) ・「生きて虜囚の辱めを受けず」の真意当時中国軍に捉えられた捕虜はなぶり殺しにされ遺体をさらされるなど、 ただ死ぬよりずっと辛い結末が待っていました。 非人間的な仕打ちを受けて死ぬくらいなら潔く自決した方が良いと警告し…

疾病の意味/『子産』宮城谷昌光

・『晏子』宮城谷昌光 ・日本国民は一命をなげうって戦うか? ・疾病の意味 ・学問と戦争・『湖底の城 呉越春秋』宮城谷昌光 やまいには疾(しつ)と病(びょう)の字があてられるが、疾は軽度のやまいをあらわし、病はいわゆる重症のことである。病む、とい…

おばあさん仮説/『アルツハイマー病は治る 早期から始める認知症治療』ミヒャエル・ネールス

・『認知症の人の心の中はどうなっているのか?』佐藤眞一 ・アルツハイマーは文明病 ・おばあさん仮説・『アルツハイマー病 真実と終焉 “認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム』デール・ブレデセン ・『精神疾患は脳の病気か? 向精神薬の化学と虚構…

中国武術の隠し武器【暗器】の秘密を宮平保が徹底解説

おりも政夫を思わせる風貌の宮平保は私と同齢で間もなく還暦を迎える。驚くほど若々しい。「暗器」なる言葉を初めて知ったが絶妙なネーミングである。暗の字には「くらい、かくす、かげ、やみ」との意味がある。自ずと暗殺のイメージが浮かぶ。いざという時…

神経可塑性とは/『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』ノーマン・ドイジ

・『壊れた脳 生存する知』山田規畝子 ・『「わかる」とはどういうことか 認識の脳科学』山鳥重 ・『脳のなかの幽霊』V・S・ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー ・『脳のなかの幽霊、ふたたび』V・S・ラマチャンドラン ・『脳は奇跡を起こす』ノ…

ヒューリスティクスとは/『世界は感情で動く 行動経済学からみる脳のトラップ』マッテオ・モッテルリーニ

・『隠れた脳 好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学』シャンカール・ヴェダンタム ・『意識は傍観者である 脳の知られざる営み』デイヴィッド・イーグルマン ・予言の自己成就 ・ヒューリスティクスとは・『予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あ…