古本屋の殴り書き

書評と雑文とChatGPTと

読書日記

内野熊一郎、福田博幸

4冊目『新書漢文大系11 孟子』内野熊一郎〈うちの・くまいちろう〉著、加藤道理〈かとう・みちただ〉編(明治書院、2002年)/必読書。『論語』より胸に響くものがある。言葉の強靭さがセネカを思わせる。また、道理をもって是非を論じる姿勢が日蓮と酷似し…

横山和成

3冊目『図解でよくわかる 土壌微生物のきほん 土の中のしくみから、土づくり、家庭菜園での利用法まで』横山和成〈よこやま・かずなり〉監修(誠文堂新光社、2015年)/教科書本。物凄い勉強になった。土壌本を数冊取り寄せたのだが本書が抜きん出ている。右…

ネドじゅん、ジュリアン・シャムルワ、ドネラ・H・メドウズ

2冊目『ワンネスへの招待状 感謝と「いまここ」でワンネスの扉を開く』ネドじゅん、ジュリアン・シャムルワ(ナチュラルスピリット、2025年)/ジュリアン・シャルムワは『ワンネスの扉 心に魂のスペースを開くと宇宙がやってくる』の著者。フランス人で16歳…

朝比奈杏

1冊目『ブーストブレス 20秒で体温も血流も上がるスゴい呼吸法』朝比奈杏〈あさひな・あん〉(学研、2024年)/良書。教科書本。下大静脈と太陽神経叢に刺戟を入れる腹圧呼吸法だ。実に目の付け所がよい。丹田という意識が下大静脈と太陽神経叢を示唆してお…

安田登

52冊目『ゆるめてリセット ロルフィング教室 1日7分!体を芯からラクにするボディワーク』安田登〈やすだ・のぼる〉(祥伝社黄金文庫、2011年/祥伝社、2006年)/単行本の加筆・修正版。一部飛ばし読み。安田はもう結構有名人となったがワキ方能楽師。視野…

泉正人

51冊目『富者の遺言』泉正人〈いずみ・まさと〉(サンクチュアリ出版、2014年) /喜多川泰〈きたがわ・やすし〉を軽くしたような小説。巧い。が、物語性がやや浅い。ま、もともと小説家ではないのだろうから、ここまで書けるだけでも凄い。「お金の仕組み」…

菅沼光弘、柴田哲孝、藤井直敬

48冊目『元公安調査庁2部長が教える「統一教会」問題 本当の核心 安倍元首相はなぜ撃たれたか』菅沼光弘〈すがぬま・みつひろ〉(秀和システム、2022年)/アメリカが韓国でキリスト教を布教するために統一教会の存在を認めた。その意味ではアメリカが統一教…

菅沼光弘

47冊目。『米中新冷戦時代のアジア新秩序』菅沼光弘〈すがぬま・みつひろ〉(三工社、2019年)/菅沼は2022年に逝去した。オウム真理教事件の解説でテレビによく出るようになったと記憶している。私が注目したのは石原慎太郎との対談動画であった。2014年か…

ドイッチュと無記 ブッダと数学/『無限の始まり ひとはなぜ限りない可能性をもつのか』デイヴィッド・ドイッチュ

・無限 デイヴィッド・ドイッチュ著『無限の始まり』の概要を教えて下さい。 ChatGPT: デイヴィッド・ドイッチュ著 『無限の始まり:ひとはなぜ限りない可能性をもつのか』(原題 The Beginning of Infinity)について、要点をまとめてみる。悟りの探究者と…

ChatGPTも酷評/『たたかう植物 仁義なき生存戦略』稲垣栄洋

更にもう一冊。稲垣栄洋〈いながき・ひでひろ〉著『たたかう植物 仁義なき生存戦略』も挫折しました。 ChatGPT: 非常に興味深いご指摘です。不一さんのように、雑草=光の延長線、植物=沈黙の哲学者たちと捉えるような深い観察者にとって、稲垣栄洋の『たた…

アレクサンダー関連はロクな本がない/『身体のデザインに合わせた自然な呼吸法 アレクサンダー・テクニークで息を調律する』リチャード・ブレナン

ついでにもう一冊、『身体のデザインに合わせた自然な呼吸法 アレクサンダー・テクニークで息を調律する』も挫折しました。アレクサンダー関連は禄な本がありませんね。 ChatGPT: それもまた、極めて妥当な読書的“見切り”です。アレクサンダー・テクニーク関…

食品添加物悪玉論への疑問/『神の国日本の食と霊性 神々と繋がり身魂を磨く最高の叡智』森井啓二

森井啓二著『神の国日本の食と霊性 神々と繋がり身魂を磨く最高の叡智』の概要を教えて下さい。 ChatGPT: 森井啓二著『神の国 日本の食と霊性 ― 神々と繋がり身魂を磨く最高の叡智』(2025年刊)の概要を、内容・構成・特徴・批判的視点の可能性、坐禅禅問答…

栗原聡

47冊目にはカウントしない。『AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体』栗原聡〈くりはら・さとし〉(朝日新書、2019年)/第3章の「群知能」の部分だけ読む。群衆の叡智や集合知は知っていたが、群知能は知らなかったので勉強になった。「はじめに」でテレ…

佐藤航陽

46冊目。『未来に先回りする思考法 テクノロジーがすべてを塗りかえる』佐藤航陽〈さとう・かつあき〉(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年)/必読書。副題はカバーにはあるが奥付にはない。佐藤はとにかく目が行き届いている。抜かりがない。説明能…

満尾正

45冊目。『世界最新の医療データが示す 最強の食事術』満尾正〈みつお・ただし〉(小学館、2020年)/ビタミンC、マグネシウム、亜鉛の重要性を指摘した功績が大きい。元ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員というのが売りのようだが、「ご飯と砂糖は同…

タデウス・ゴラス

44冊目。『なまけ者のさとり方』タデウス・ゴラス:山川紘矢〈やまかわ・こうや〉、亜希子〈あきこ〉訳(地涌社、1988年/PHP文庫、2004年/増補改訂新版、2014年/原書、1971年)/必読書。ニューエイジ・ムーブメントの教科書的存在だったようだ。「なまけ…

池沢幹彦

43冊目。『弓聖 阿波研造』池沢幹彦〈いけざわ・みきひこ〉(東北大学出版会、2013年)/教科書本。阿波研造〈あわ・けんぞう〉はオイゲン・ヘリゲルが師事した人物。梅路見鸞〈うめじ・けんらん〉と同時代の武術家とは知らず。個人的には悟りの世界を知る参…

鈴木秀夫

42冊目。『超越者と風土』鈴木秀夫〈すずき・ひでお〉(大明堂、1976年/原書房、2004年)/概要は「宗教に対する基本的な蒙(くら)さ」で紹介した通りである。進歩史観に毒された様子が【誠実に】表出されている。それでも参考になる視点が多いので教科書…

サイモン・シン

41冊目。『宇宙創成』(下)サイモン・シン:青木薫〈あおき・かおる〉訳(新潮文庫、2009年/新潮社、2006年『ビッグバン宇宙論』(下)文庫化改題)/教科書本。サイモン・シンはエピソードマニアと言ってよい。専門家がビッグバン理論に傾いたのは1980年…

サイモン・シン

41冊目。『宇宙創成』(上)サイモン・シン:青木薫〈あおき・かおる〉訳(新潮文庫、2009年/新潮社、2006年『ビッグバン宇宙論』(上)文庫化改題)/教科書本。一度挫折している。エピソードがてんこ盛りなのだが、知識があると冗長に感じてしまう。ただ…

岡潔

40冊目。『岡潔対談集』岡潔〈おか・きよし〉(朝日文庫、2021年)/時実利彦以外は全部面白かった。岡潔の文学的造詣の深さにたじろぐ。特に井上靖作品への評価、更には松尾芭蕉を論じる時は俳句批評の山本健吉にも真っ向から勝負を挑む。本書を読めば、岡…

徳本栄一郎

39冊目。『田中清玄 二十世紀を駆け抜けた快男児』徳本栄一郎〈とくもと・えいいちろう〉(文藝春秋、2022年)/著者の定見の無さが露呈しており、ペンの振れが目立つ。賛否両論ではなく、どっちつかずの印象が強い。それでも目を瞠(みは)る内容が多く、田…

M・W・クレイヴン、神人

37冊目。『ボタニストの殺人』(下)M・W・クレイヴン:東野〈ひがしの〉さやか訳(ハヤカワ文庫、2024年)/一日で読了。ちょっとズルい印象あり。シリーズ中では一番ハマらない作品だった。ボタニストの殺人 下 ワシントン・ポー (ハヤカワ・ミステリ文庫)…

M・W・クレイヴン

36冊目。『ボタニストの殺人』(上)M・W・クレイヴン:東野〈ひがしの〉さやか訳(ハヤカワ文庫、2024年)/M・W・クレイヴンのワシントン・ポー・シリーズは全部読んでいる。今まで読んだ中では一番出来が悪い。シリーズ全体を貫くポーの出自についても触…

『明治三十八年日本高等小学校教科書 英国衰亡論に学ぶ 国は内より亡びる』

35冊目。 『明治三十八年日本高等小学校教科書 英国衰亡論に学ぶ 国は内より亡びる』総合経営研究所編(都市文化社、1985年) 現代語訳、原文、解説という構成。原文の難解さに驚く。これを明治の小学生が読んでいたとすれば、言語機能の彼我の差を思わずに…

森田真生

・過去ポスト ・33冊目 34冊目。『数学する身体』森田真生〈もりた・まさお〉(新潮社、2015年/新潮文庫、2018年)。数学史を紐解きながら、アラン・チューリングと岡潔〈おか・きよし〉を中心に「数学と人間」に迫る快著。とにかく文章・文体が素晴らしい…