重曹は洗浄力が弱いそうだ。意外である。
セスキや過炭酸ナトリウムを使えば簡単にできることを、洗浄力の弱い重曹にできもしない、あるいは効果が薄いことを無理やりやらせようとする。なぜ重曹に苦行を強いるのか。
【03:苦行となる重曹使用例 ~ナチュラルクリーニングは失敗する 重曹ペースト、重曹スプレー、過炭酸ナトリウムペーストの愚 | ナチュクリじじいが斬る 間違いだらけのナチュラルクリーニング】
更に驚かされたのだが重曹とクエン酸を混ぜるのは何の効果もないという。
重曹にクエン酸や酢を混ぜると二酸化炭素が発生して派手に泡が立ちますが、汚れが浮いてくるだけでこびりついた汚れをはぎ取っているわけではありません。
重曹はアルカリでクエン酸や酢は酸だから、これらを混ぜてしまうとお互いの汚れや臭いを落とす性質を打ち消しあってしまう。これを中和反応といいます。
重曹を先に、後からクエン酸や酢を投入する、という人がいますが、そもそも重曹はごく弱いアルカリ剤(pH8.2)だから、汚れを分解する力も弱いのです。
【01:重曹とクエン酸を混ぜるのは止めなさい!! ~時間と資源のムダ遣い | ナチュクリじじいが斬る 間違いだらけのナチュラルクリーニング】
画像も拝借した。泡立つためか洗浄力が強そうに思えるのだが、機会があれば実際に検証してみようと考えている。