・立ちごけと半クラッチとUターンなど その一
・立ちごけと半クラッチとUターンなど その二
・立ちごけと半クラッチとUターンなど その三
通常だと乗り物は目的地へ向かう移動手段に過ぎない。だがロードバイクとオートバイは違う。乗ること自体が目的と化すのだ。つまり、今この瞬間における風との遭遇に醍醐味がある。その現在性は悟りへのヒントになり得る。
ここ2週間ほど半クラッチについて調べている。場当たり的な操作が積み重なると故障の原因にもなりかねない。どんな世界でも上達するためには一定のセオリーがある。モータースポーツという括りがあるわけだから、技術とセンスがあるのは当然だろう。
エンストの恐怖が半クラッチ操作を難しいものにしている。教習所のコースですら怖いのだから、公道の交差点を想像すれば恐怖感は数倍となる。後続車に追突されれば、剥き出しの体はひとたまりもない。
まだ20日間ほどしか乗っていないのだが後進のために助言をしておこう。「初心者のうちはUターンを回避せよ」と。レンタルバイク店ではUターン禁止を謳っているところもあるようだ。小旋回はそれなりに練習をしないと無理だと思う。Uターン時の立ちごけはクラッチを切りすぎるのが原因だ。スロットルはある程度開いておいて、リアブレーキで速度を抑えるのが正しいやり方だ。多分。私は半クラ操作で速度調整をしたのが失敗だった。更にリーンアウトのポジションができなければいけない。
・ターン上達のコツ&安全安心のブレーキ能力向上方法 | 日本二輪車普及安全協会
数日前から半クラ3兄弟を練習している。スロットル操作なしでバイクが動くことを私は知らなかった。
クルマだと「MT車でアイドリング発進が良くない理由。実はクルマに悪影響?」という記事もあるが、「一般的な車種では、車の乾式単板クラッチに比べれば、バイクは湿式多板なので、そういった部分では半クラにも強い構造と言えるでしょう」(半クラッチ多用は問題ない? -よく、バイクの運転で半クラッチを使って- 国産バイク | 教えて!goo)。