2022-11-24 燃えたつ→萌えたつ 校正 花は一面に咲きみだれ、草は燃えたつみどりに輝いていた。(273ページ) 【『くじ 異色作家短篇集12』シャーリイ・ジャクスン:深町眞理子訳(早川書房、1976年)】 私の手元にある書籍だと深町真理子だが、新しい版では眞理子となっている。宇野利泰・福島正実の下訳者を務めたベテラン翻訳家である。それだけに誤字が惜しまれる。「燃えたつ」は「萌えたつ」である。この程度の誤記はしょっちゅう見掛けるが、深町作品にあることがちょっとショックだった。