・『「言葉」があなたの人生を決める』苫米地英人
・『アファメーション』ルー・タイス
・『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン
・『「原因」と「結果」の法則2 幸福への道』ジェームズ・アレン
・『新板 マーフィー世界一かんたんな自己実現法』ジョセフ・マーフィー
・『未来は、えらべる!』バシャール、本田健
・『バシャール・ペーパーバック1 ワクワクが人生の道標となる』バシャール
・マイク・マクナマスとバシャールのワクワクの違い
・誤った社会通念にしたがって生きる人生
・『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー』由佐美加子、天外伺朗
・『運転者 未来を変える過去からの使者』喜多川泰
・『潜在意識をとことん使いこなす』C・ジェームス・ジェンセン
・『こうして、思考は現実になる』パム・グラウト
・『こうして、思考は現実になる 2』パム・グラウト
・『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ
・『あなたという習慣を断つ 脳科学が教える新しい自分になる方法』ジョー・ディスペンザ
誤った社会通念にしたがって生きる人生は、どこか無理があります。自分を抑えつづけ、まわりの意向にしたがって多くの妥協をしてきた人は、「喜びのない、このつまらない人生から抜け出る道はない」と絶望しているのではないでしょうか。誤った考えにしばられていると、大らかさも情熱も独創性も失ってしまいます。
誤った社会通念にもとづいた生き方をしている人は、イライラしたり、怒りっぽかったり、無感動だったり、何となく不満だったり、毎日の生活が満たされず楽しくありません。日々の行動や思考の基準そのものに誤りがあるので、その基準を精神的な支えとして生きていけないのです。
誤った社会通念は、現代の高度に発達した産業社会の世界観を反映し、物質主義、消費主義、そして金、名声、権力という空しい成功観に裏づけられています。【『ソース あなたの人生の源はワクワクすることにある。』マイク・マクナマス:ヒューイ陽子〈ようこ〉訳(ヴォイス、1999年/原書、1999年)】
原文は不明だが、ここは「社会通念という誤謬(ごびゅう)」と訳した方がよかったのではないか。「誤った社会通念」だと「正しい社会通念」もありそうなニュアンスになる。社会通念はいつの時代も間違っているものだ。単なる競争原理のルールに過ぎないのだから。ヨーロッパでは魔女を告発したり、焼いたりするのが奨励された時代もあった。アメリカだと50年ほど前までは黒人を虐げ、差別することは「正しかった」のだ。そんな連中が昨今は人権を声高に主張しているようだが、自分たちの過去を清算するために行っているのだろう。
ここで指摘されているのは、いずれもワクワクすることとは正反対のことである。「イライラしたり、怒りっぽかったり、無感動だったり、何となく不満だったり」に思い当たる人は要注意である。あるいはへばりつくような疲労感や倦怠感など。
ワクワクする時には水が滑らかに流れるような生命の実感がある。高度に分業化が進んだ産業構造の中で、我々に問われているのはスポーツや趣味を楽しむように働くことが可能かどうかである。
マイク・マクナマスは「可能だ」と宣言する。できるかどうかで悩むよりも、挑戦してみるのが正しい。