古本屋の殴り書き

書評と雑文

オリジナルの歩法

 昨日、近所のスーパーからの帰り道で突如としてオリジナルの歩法を思いついた。「!」と閃いた直後に、「こんな簡単なことに気づかなかったのか」と不明を恥じた。

 常歩(なみあし)の実践を初めてから丁度3年目となる。自分なりに研究・工夫してきたつもりであったが、「自由」にはまだ至ってなかった。それでも還暦を過ぎたが20km程度は歩けるので成果は感じた。

 野口三千三〈のぐち・みちぞう〉の書籍を2冊読んだことが大きい。野口は「筋肉ではなく、重さこそ最大の力である」と説く。これが大きなヒントとなった。後は今まで蓄えた知識の一つがパッと前に飛び出てきた。

 あまりにも簡単な方法のため秘技としておく(笑)。

 先ほど試しにやってみたのだが、加速がついてふくらはぎが痛くなった。4000歩で帰ってきた。これは確かに凄い。ひょとすると無限に歩けるかもしれない。一つだけ迷っているのは骨盤を下げるかどうかである。要は着地と踏み込みの衝撃を骨盤で受け止めるべきか、逃がすべきかで躊躇している。

 これは多分教えても理解できる人は少ないだろう。それゆえ簡単には教えない。そう。私は意地悪なのだ。