タイトルは日蓮に倣(なら)った。
いつも、はてなスターで応援して下さる「はままち」さんがご病気とは知らなかった。人生の先輩ゆえ、いずれ私も同じ道を歩むに違いないとリウマチ性多発筋痛症や検査にまつわる記事を全部読ませてもらった。生老病死(しょうろうびょうし)は万人が通る道であるが、やはり少病少悩でありたい。
リウマチ性ということは自己免疫疾患なのだろう。まず、手始めにできるのは食事の見直しである。
・リーキーガットとは/『大豆毒が病気をつくる 欧米の最新研究でわかった!』松原秀樹
特にたんぱく質は、分解されにくい食品が存在します。それが小麦製品に含まれる「グルテン」と乳製品に含まれる「カゼイン」です。
ここはひとつ思い切って、小麦と乳製品を断(た)ってみてはどうでしょうか? アトピー性皮膚炎も自己免疫疾患ですが、食餌療法で治している方々がたくさんおり、YouTubeなどで発信してます。
現代病の原因は全て炎症です(『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』デイヴ・アスプリー)。2型糖尿病は慢性炎症で血管がボロボロになる病気です。そして現在、アルツハイマー病は「脳の糖尿病」と言われています。
炎症とは要するに、体が損傷から自分を守るための熱い戦いだ。傷害付近の血管が拡張して、その部位に多くの血液が流れるようにし、侵入者を撃退するための白血球を運んでくる。そのせいで部位が腫れて、周囲の神経が強く押され、圧痛が生じる。白血球は赤血球とは違って、ジャングルを探索する陸軍巡察隊のように、血管壁を通り抜けて周囲の組織へ到達できる。侵入者に遭遇するサイトカインという攻撃用の物質を発射し、そのせいで、体が感染症と戦っているときには熱っぽく感じたり具合が悪くなったりする。つまり、体調が悪化するのは感染症そのもののせいというより、体が自分を守ろうと働くからだ。傷口からにじみ出る膿(うみ)は、あなたを守るために命を捧げた白血球の死骸なのだ。
【『人体大全 なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか』ビル・ブライソン】
炎症の暴走を抑えるのは基本的には食餌と運動です。
・アルツハイマーは文明病/『アルツハイマー病は治る 早期から始める認知症治療』ミヒャエル・ネールス
以下は個人的な覚え書き。
呼吸法を探究してゆくうちに、私は病を「強制的内観」と考えるようになった。苦痛は眼を内側に向けさせる。闘病の過程でドラマが生まれるのは、病の意味を書き換え、生の次元が完全に変わるためだ。
白隠禅師(はくいんぜんじ)の「軟酥(なんそ)の法」やネドじゅんの「エレベーターの呼吸」に共通するのは、思考ではなく身体(しんたい)を直接見つめる内観法である点だ。
そこで更に新たな発見があった。『笑いと治癒力』や『500分の1の奇蹟』で知られるノーマン・カズンズは膠原病(こうげんびょう)を「笑うこと」で治してみせた人物である。漫才や漫談のビデオを見ながら10分間大笑いすると免疫力が信じられないほど上がることを発見した。尚、膠原病も自己免疫疾患である。
この「笑い」が実は丹田呼吸になっていたのではないか、というのが私の直観である。丹田とは一般的には臍下(せいか)丹田を意味しており、臍下(へそした)5cmあたりの位置を指すが、笑った時に力がこもる場所でもある。つまり、白隠が説いた丹田呼吸法を短いスパンで行ったのが「笑い」と考えることはそれほど不自然ではあるまい。「笑い」というとついつい感情面にとらわれがちだが、私は身体的な側面に注目したのだ。
そこまで思い至ると今度は逆に呼吸法が上手くできるようになった。「ゆっくり笑う」意識に変わったためだ(笑)。
呼吸を見る、体を見る、そして、病を見つめ、苦痛をも見つめる。更に見つめている自分をも見つめる。これが瞑想である。
「病になるときには、病になるがよろしく候、死ぬときには、死ぬがよろしく候」(『白隠禅師 健康法と逸話』直木公彦)――今年知った言葉でこれが最も強烈であった。
はままちさん、どうぞお大事に。


