古本屋の殴り書き

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「いじめ」の名詞化は1984年から

大阪産業大学付属高校同級生殺害事件

「少年犯罪データベース」で、白書から引用したものの中に「いじめ」という言葉が登場するのは1984年(昭和59年)が最初です。

昭和59年(1984).3.〔女子中学生ら4人がリンチ〕

“いじめられっ子”をかばった女子中学2年生に「つっぱりでないなら丁寧な言葉を使え」と女子中学生ら4人が代わる代わる暴行を加え,さらに「根性焼きだ」と言いながらたばこの火でリンチを加え傷害で逮捕,補導。(青梅署) 警視庁「少年非行等の概況」引用。

「いじめ」ではなく、「いじめられっ子」という表現です。「いじめる(いぢめる/苛める・虐める)」という動詞はそれ以前から当然あったわけですが、この頃から語幹を抜き出して「いじめ」が名詞化。lynchが名詞化して日本的リンチが始まっていったように、いじめが名詞化して「いじめの時代」を切り開きます(行為はそれ以前からあっても、言葉が確立されたという意味です)。

いじめの時代—リンチの歴史8 (松沢呉一)-3,609文字- | 松沢呉一のビバノン・ライフ