古本屋の殴り書き

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四股立ち/『自然体のつくり方 レスポンスする身体へ』斎藤孝

・『偏愛マップ キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド齋藤孝

 ・四股立ち

『身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生』齋藤孝
『呼吸入門』齋藤孝
『息の人間学 身体関係論2』齋藤孝
『坐(すわ)る力』齋藤孝

 自然体に必要な足腰のねばり強さをチェックし鍛えるためのメニューとして、四股(しこ)立ちはすぐれている。四股立ちとは、相撲取りが四股を踏んだときに両足を地につけたときのかたちである。両膝を真横に開き、足の裏から膝まで、すねは垂直に立て、膝から腰への腿(もも)の線は地面とおよそ水平になるようにする。四股立ちしているかたちを前から見たときには、地面と足でおよそ長方形の空間ができるように立つわけである。(中略)
 四股立ちの足だけをまねしようとすると、上体が腰から前に折れてかがんでしまう人が多い。股関節と腰が弱かったり硬かったりすると、このような前屈みの姿勢になる。四股立ちのリスオ的なイメージは、足の裏で大地をつかんで、しっかりとした土台を膝と腰でつくることである。この土台の上に上半身がすっと真っすぐにのっているというイメージである。このとき上半身と下半身は、一体のものというよりは腰を蝶番にしてべつの動きができるようになっていることが望ましい。つまり、上半身がかたちを変えても、下半身はまったく揺るがないということである。足腰のよくできている相撲取りは、上半身で激しい差し手争いをしているときも、下半身は揺るぎがない。(中略)
 足腰の土台を決めつつ、股関節と上体を柔らかくする練習としては、相撲取りが行なう「肩入れ」の運動が適している。

【『自然体のつくり方 レスポンスする身体へ』斎藤孝〈さいとう・たかし〉(太郎次郎社、2001年)】

 数が多くなってしまっているため「教科書本」としたが、齋藤孝の2000年代の著作はいずれも必読書と考えてよい。尚、著者名が「斎藤」(ママ)となっている。

 四股立ちについては以下の動画を参照せよ。

「肩入れ」はイチローネクストバッターズサークルでやっていたストレッチである。

 特に高齢者は股関節が固まって歩幅が狭くなる傾向がある。四股立ちやバックランジ・フロントランジを積極的に行いたい。

 腰が弱い若者二人の顔が浮かんだので、次に会った時にやらせようと考えている。