・『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』山本康正
・『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』ピーター・ティール with ブレイク・マスターズ
・『ジャック・マー アリババの経営哲学』張燕
・『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』藤井保文、尾原和啓
・ナヴァル・ラヴィカント「幸福の選択とは何なのか」
・『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』エリック・ジョーゲンソン
・「日本のナヴァル・ラヴィカント」になり得る人物
・経済は「読み解く対象」から「創り上げていく対象」に変化
・文明は「自然の輪郭」を辿る
・『お金の不安と恐れから自由になる! 人生が100%変わるパラダイムシフト』由佐美加子
・『Dark Horse(ダークホース) 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』トッド・ローズ、オギ・オーガス
・『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』佐藤航陽
一方で、成長が止まった国(例えば日本や韓国)を見ると、資本や人材や情報の流動性は高くありません。つまり、【社会の循環が止まっています。大企業はずっと大企業ですし、年功序列と終身雇用が前提、資本や人材の流動性を高めないように設計されています】。
総じて、歴史の大惨事を引き起こした思想の多くは自然の構造とはかけ離れています。【現在機能している社会システムは過去の人たちが何千年もかけて試行錯誤を繰り返した結果であり、私たちは今も手探りで「自然の輪郭」を明らかにする過程にあるのかもしれません】。
そして「進化」とは循環を繰り返していくことによって生まれる副次的な変化であり、「テクノロジー」とはその進化の副産物のようなもの、「豆腐を作った時に出てきた湯葉」みたいな存在、と考えることができます。
【『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽〈さとう・かつあき〉(幻冬舎、2017年)以下同】
佐藤航陽の天才性が発揮された一文だ。「自然の輪郭」なんてえのあ、中々出てくる言葉ではない。テクノロジーの急激な進化は既に人類を滅ぼしかねないところまで進んでいる。話し合い(政治)で核兵器を放棄できない以上は、核兵器を無力化するテクノロジーが求められる。
デジタル技術も同様で、人々の利便性が高まれば必ずそこに犯罪が巣食い始める。犯罪者とフリーライダーが社会負担を増大させる。これまた速やかに排除する何らかの方法が必要だろう。人権を無視するわけにはいかないが、効率のよい司法システムと、冤罪(えんざい)に導いた者の厳罰化で対応するのが望ましい。当然、裁判官も裁かれる対象とする。
反社会的行為=悪との認識に立てば、それほど難しいことでもないだろう。
文明が「自然の輪郭」を辿るのであれば、木材はもっと活用されてよい。
【経済も自然も脳も、いずれも膨大な個体で構成される有機的ネットワークであり、情報やエネルギーを交換しながら全体がまるで1つの生き物のような振る舞いをします】。そして、情報やエネルギーが循環する過程で、構造を複雑化させて進化していきます。自然は土と海しかない状態から植物や生物が溢れる複雑な生態系へ。経済は貝殻を使っていた頃から、資本市場を形成し通貨は社会の中心へ。脳は赤ん坊の単純な脳から、複雑で高度な思考が可能な大人の脳に発達していきます。
国家というコミュニティが創発したものは何か? 司法・立法・行政というシステムが直ぐ思い浮かぶが、それ以外だとインフラと軍隊くらいしか思い浮かばない。国家の成り立ちが「外敵から守る」ことであったとすれば、やはり軍隊こそが最も国家に相応(ふさわ)しいのか。
国民が国家に支払うべき対価は税と徴兵である。そこに喜びを見出だせない現状を思えば、とても何かを創発しているとは考えにくい。
国家における最大のネットワークは納税と選挙であろう。
・税金は国家と国民の最大のコミュニケーション/『消費税は民意を問うべし 自主課税なき処にデモクラシーなし』小室直樹
選挙の投票率はほぼ50%を切っている。衆議院選挙ですら50%台前半である。つまり半分の国民は政治に何も期待していない。ガン無視を決め込んでいる。ビジネスに関しては国家以前から始まっているが、補助金・助成金・給付金などが政治腐敗の温床となっている。
インターネットは新時代の黎明を告げるものであったが、現実世界に毛の生えた程度の人脈拡大にしかつながっていない。SNSにおける影響力はまだまだマスコミに及ばず、やっと石丸伸二の登場によって少しばかり政治意識が変わってきたところだ。
個人的にはネット発のアイドルや教祖の登場に期待している。ネットワークには中心が欠かせないと考えているためだ(脳に中心はないんだけどね)。
