・感情を運動させる
散歩でもジョギングでも水泳でもテニスでも、とにかくなんでもいいのですが、自分の体を動かしている人は、運動することで、自分の体がどんなに快適になるか知っています。体は、動かさないと、なまってきます。動きにキレがなくなり、やがて、運動能力のものが落ちてきます。
実は、感情も同じことが言えるのです。ふだん、感情を動かさない人や、同じ方向にしか動かさない人は、感情がなまって、やがて、感情を失い始めます。【『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』鴻上尚史〈こうかみ・しょうじ〉(講談社、2000年/講談社文庫、2003年)】
脳と体は動かせば動かすほどよいことは知っていたが、感情も同様だとは気づかなかった。っていうか、感情が乏しい状態を想像することができない。なぜなら私が感情家であるからだ(笑)。激情家といったほうがいいかもしれない。
還暦を過ぎても読書しながら泣く回数は減ってない。数年前に植えたヒメイワダレソウの花が次々と咲く姿を見ては感動に浸(ひた)っている。深夜に煌々と輝く月を見ては胸の中に万葉集の伝統が脈々と流れ通う。衝撃を受けた動画はいつも100回以上視聴する。
就中(なかんづく)、私の感情は人助けで発揮される(目撃された人々 77)。感情が立ち上がった0.1秒後には体が動くようにできている。これは訓練とか習慣で培ったものではなく、ただそういう構造になっているだけなんだけどね。
病気で寝たきりの状態が続くと廃用症候群になる。
精神的な機能にも廃用症候群はある。「精神性廃用症候群」といって、知的な刺激が少ないと精神的な活動が次第に低下するのである。感情の動きも鈍くなり、周囲に対する関心が薄れてくる。このような精神的機能の低下が合わさると「仮性痴呆」といって、一見ぼけたように見える。
【『リハビリテーション 新しい生き方を創る医学』上田敏〈うえだ・さとし〉(講談社ブルーバックス、1996年)】
認知症になると自分の存在感が薄くなるという。それゆえ、ユマニチュードという技法では認知症患者としっかり目を合わせて声掛けすることが徹底されている。
鴻上尚史の表現力やセンスは好きなのだが、どうも永六輔と同じ臭いがする。
『なぜリベラルは敗け続けるのか』(岡田憲治著 集英社インターナショナル)やっと、読了。実に真っ当な好著。政治と思想・道徳の違いや政治の失敗する意味など示唆に富む。広く読まれるといいなあ。
— 鴻上尚史 (@KOKAMIShoji) July 26, 2019
・amazon★1個レビュー
・鴻上尚史が中国人観光客を大歓迎するべきだという説を唱えていた
ま、映画監督や演劇関係は左翼だらけだから驚くこともないのだが。

