41冊目。『宇宙創成』(上)サイモン・シン:青木薫〈あおき・かおる〉訳(新潮文庫、2009年/新潮社、2006年『ビッグバン宇宙論』(上)文庫化改題)/教科書本。一度挫折している。エピソードがてんこ盛りなのだが、知識があると冗長に感じてしまう。ただし、微に入り細を穿(うが)つ描写を通して誤謬を正すことができるのも確かである。つまり、初心者向けとしてはこれほど懇切丁寧が宇宙論入門はない。上巻はエドウィン・ハッブルまでを描く。サイモン・シンはその後、エツァート・エルンストと共著で『代替医療解剖』(新潮文庫、2013年)を出しているが、こちらはタイトルからして食指が動かない。今頃になってどうして西洋医学や製薬会社の片棒を担ぐような真似をするのかが大いに疑問だ。
