古本屋の殴り書き

書評と雑文とChatGPTと

佐藤航陽

 46冊目。『未来に先回りする思考法 テクノロジーがすべてを塗りかえる』佐藤航陽〈さとう・かつあき〉(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年)/必読書。副題はカバーにはあるが奥付にはない。佐藤はとにかく目が行き届いている。抜かりがない。説明能力が高すぎて危うく読み飛ばしそうになる箇所が多い。喋りは石丸伸二の方が優れているが、文章は佐藤航陽の完勝だ。この二人がいる限り、日本の未来は明るく思えてくるほどだ。個人的には生成AIの登場によって自然進化から工学的進化に変わってゆくと考えている。本書の内容を10万円の情報商材にしても、そこそこ売れたに違いない。惜し気(げ)なく自らの知見を披露する姿があまりにも潔い。尚、本書の改訂増補版『時代を先読みし、チャンスを生み出す 未来予測の技法』(2018年)が刊行されているが私は本書を推す。