古本屋の殴り書き

書評と雑文

「だまされたふり作戦」実行中の女性が犯人に作戦を漏らしてしまい…本物の警察官が“とっさの判断”

自宅にかかってきた電話が架空請求詐欺だと見抜き「だまされたふり作戦」を警察と実行していた74歳の女性。

作戦中に警察官を名乗る犯人から電話があり女性がうっかり作戦内容を漏らしてしまいました。

警察によりますと7月24日、名古屋市熱田区に住む74歳の女性のもとに、一本の電話がかかってきました。

男の声で「あなたは老人ホームの入居権の名義貸しをしていて犯罪です。解決のために現金205万円が必要」などと要求され、女性はすぐに詐欺だと気づき警察に相談しました。

警察の勧めもあり、「だまされたふり作戦」を実行することに。犯人側から要求された205万円は千葉県八千代市の集合住宅に送るよう犯人から指示があり、警察と女性は現金を偽札に変え、捜査員も受け渡し場所に先回りして張り込みました。

しかし、受け渡しの直前、女性のもとに警察官を名乗る男から電話があり、女性は仲間の警察官だと勘違いし、電話の男に作戦の一部を明かしてしまいました。

電話の直後、女性と話した警察官がすぐに、女性が作戦内容を漏らしてしまったことに気づきます。

同じころ、作戦を知った犯人は、現地の仲間に逃げるよう電話で連絡していたとみられ、警察は現場付近で不審な動きをする17歳の少女を発見。少女は現金受け取り役を見張る担当だったことがわかり、架空請求詐欺未遂の疑いで警察が逮捕しました。

警察は組織的な犯行とみて、受け取り役や指示役の犯人についても捜査しています。

東海地方のニュース【CBC news】 | CBC web 2023年8月4日(金) 10:50