古本屋の殴り書き

書評と雑文

“うつ病の原因”となるウイルスの遺伝子を発見(2020年6月19日)

 近藤教授らはなんと、「ほとんど全ての人に潜伏感染しているヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)の遺伝子SITH-1(シスワン)を発見し、これがストレスレジリエンス(ストレスを跳ね返す力)を低下させて、うつ病を発症させることを見いだした」。SITH-1を持っている人がうつ病を発症する確率は持っていない人の12.2倍、患者5人中4人はSITH-1を持っているという。

 論文は2020年6月、アメリカの権威ある科学誌『iScience(アイサイエンス)』(Cell Press)に掲載され、日本のマスコミも大々的に報じたのだが、なぜかあまり広まっていない。

うつ病に12倍かかりやすくなる「ウイルスと遺伝子」の正体、最新研究で解明 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン