古本屋の殴り書き

書評と雑文

全日本仏教会「原子力発電によらない生き方を求めて」

 全日本仏教会は仏教精神にもとづき、一人ひとりの「いのち」が尊重される社会を築くため、世界平和の実現に取り組んでまいりました。その一方で私たちは、もっと快適に、もっと便利にと欲望を拡大してきました。その利便性の追求の陰には、原子力発電所立地の人々が事故による「いのち」の不安に脅かされながら 日々生活を送り、さらには負の遺産となる処理不可能な放射性廃棄物を生み出し、未来に問題を残しているという現実があります。だからこそ、私たちはこのよ うな原発事故による「いのち」と平和な生活が脅かされるような事態をまねいたことを深く反省しなければなりません。

2011年12月1日 財団法人 全日本仏教会

原子力発電所事故から思うこと:会長談話 | 全日本仏教会
原発に対する宗教界の見解 | 宗教情報センター