・『この国のために今二人が絶対伝えたい本当のこと 闇の世界権力との最終バトル【北朝鮮編】』中丸薫、菅沼光弘
・『この国を支配/管理する者たち 諜報から見た闇の権力』中丸薫、菅沼光弘
ウクライナで火をつけて、戦争をしたくてしょうがない
池田●大きな目で見たら、日本と中国が紛争した方が、アメリカは武器弾薬でカネ儲けになる。アメリカが全部準備するわけですから。
一番の問題は弾がないことです。10万トンぐらい必要なのです。日本だけでは生産できないから、万が一になったらアメリカの企業は左うちわです。ロスチャイルドとか、ベクテルとか、そういう会社が戦争をやらせたいのです。中丸●アメリカは、つい最近まで中国包囲網を目指していましたが、今やウクライナに火がついたみたいです。ロシアも軍艦を出して、かなり大変ではないですか。
池田●ロシアが共産主義を追い出したということは、ロスチャイルド等世界金融支配体制を追い出して、本来のロシアにもどったということです。つまり、ロシアからの金(ママ)儲けができなくなってしまった。だから、もう一度足元のウクライナから崩していきたいのです。
中丸●反勢力の人たちにずいぶんおカネをばらまいて、ワアワアやらせているみたい。
池田●裏からかなりのおカネが流れていると思います。
中丸●みんな戦争したくてしたくて、しようがなかったのに、イランともできないし、シリアも不発に終わったし、今ウクライナで火をつけて、一生懸命やろうとしている。
池田●戦争をしたら武器が全部なくなりますから、商売には一番いいのです。アメリカの企業は戦争をすればするほど儲かります。
【『沈むな!浮上せよ! この底なしの闇の国NIPPONで覚悟を磨いて生きなさい!』池田整治〈いけだ・せいじ〉、中丸薫〈なかまる・かおる〉(ヒカルランド、2014年)】
「池田大作2012年死亡説」を確認するために読んだ。といっても飛ばし読みである。
2014年の時点で両著者にはウクライナ紛争が見えていた。池田整治は防大出身の元自衛官で、中丸薫は堀川辰吉郎〈ほりかわ・たつきちろう〉の息女を自称する人物だ。菅沼光弘が相手にするくらいだから、それなりに重要人物なのだろうと察する他ない。
年に何度かチャンネル桜を見るが、自衛官上がりの人はおしなべて視野が狭く、表現力が拙い。何となく知的な昏(くら)さを感じてならない。現役時代に外部との交流が乏しいのであろうか?
そしてもっと本質的なことを述べるが、私はかつて自衛官を称する人物が「三島由紀夫に謝罪した」例を知らない。それとも今、三島がバルコニーで叫んだとしても、罵詈讒謗(ばりざんぼう)を浴びせるつもりなのか?
このテキストは10年ほど前から着々とアメリカがウクライナ紛争の準備をしてきたことを明かしている。金儲けのために他国の国民を犠牲にするとは鬼畜の所業である。民主政が人類に相応しいのであれば、多数の国家で力を合わせてアメリカを倒すことが正しい。それを行うためにはリーダーが不可欠だ。だが、そのリーダーがいないのだ。
アメリカを倒すためであれば私はロシアとも手を結ぶべきだと考える。中国は駄目だ。