古本屋の殴り書き

書評と雑文

立ちごけと半クラッチとUターンなど その二

 ・立ちごけと半クラッチとUターンなど その一
 ・立ちごけ半クラッチとUターンなど その二
 ・立ちごけと半クラッチとUターンなど その三

発進と低速のクラッチ操作

立ちゴケしたことない人がバイク歴15年目の時に初立ちゴケをしてしまったのもUターン(坂道&砂利道)のときでした」(15年間立ちゴケしたことない人の18個の立ちゴケ防止対策 | okomoto)。

 中型バイクに乗る前に読んでいた記事だが完全に見落としていた。失敗して初めて大切なことが見えてくる。未経験な事柄に想像力は及ばない。失敗こそ自分の狭い世界を広げるチャンスなのだ。

 オコモトから画像の一部を拝借する。

「その一」で書いた通り、私はクラッチを切りすぎて立ちごけした。【バイクは車体を不安定にすることで曲がる】。これが二輪の妙味だ。自転車でも同じだが、減速して車体をふらつかせることでハンドルは自然に曲がるのだ。これをセルフステアという。

 半クラを一定にするためには、スロットルを回しながらリアブレーキを踏む練習をすればよいと気づいた。リーンアウトはその後だ。

 私にとって教習所の課題で難しいと思ったものは一つもない。「前に乗ってたんですよね?」と教官から言われたほどだ。ある時、技能教習で教官が二人同時に見ることになった。その際、「小野さんは上手にできているので自由に走ってもらって結構です」と野放し状態にしてもらった。それでも、こけるのである。

 原付スクーターが70~80kgである。私が乗ってきたスズキバーディー50は90kg。GSX250Rは180kgだ。250ccでは重い方だ。安全策としては、やはり小型バイク(原付二種/車重は140kg前後)で経験を積んでおくのが望ましい。バイクの傷よりも怪我が怖い。