古本屋の殴り書き

書評と雑文

高速デビュー

首都高周回横浜コース
東京都心主要道路と首都高速道路

 ・高速デビュー

 高速道路は景色が見えないので覚えにくい。首都高は二つの環状線(C1、C2)が中央にあり、主要高速道路が放射状に伸びている。首都高はたぶん数百回は通っているが、その殆どがナビ付きのクルマである。

 バイクで高速を走ったことは二度あるのだがどちらも間違えて侵入したため。つまり、次のインターチェンジまで行ってUターンしただけである。とにかく慌てないで「間違えたんですけど」とインターフォン越しに伝えればよい。ETCカードがある場合は手前で外しておく。

 首都高を周回するのはトレーニングである。実際に走ってみて直ぐわかったのは路面から伝わってくる振動の激しさだった。特に横浜方面の道路が酷い。何か落下物があれば一溜まりもない。バイクは前輪が取られると転ぶ。高速道路で転倒すれば、周囲のクルマに何度も轢(ひ)かれてしまうだろう。トラックも多い。死を想定すれば速度も慎重にならざるを得ない。首都高の大半は60km制限だが、どのクルマも飛ばしている。しかも車間距離が異様に短い。

 ベイブリッジの風も凄まじかった。クルマでも揺れることが多い場所だ。雨の日は避けた方がよさそうだ。

 ゴールデンウイークのため行楽地が混雑しているので早朝の4:00過ぎに出発した。つまらないツーリングであった(笑)。私はスピードにはあまり興味がないのだ。普段は山の中ばかり走っていることもあって、コンクリートだらけの都会に興趣を覚えることはなかった。高速道路の風は無味乾燥だ。

  首都高速道路初の路線として、京橋 - 芝浦 (4.5 km) 開通したのは1962年の年末だった(Wikipedia)。つまり私よりも一つ年上である。

高速道路案内図|高速道路|JAFナビ