・醤(ひしお)の作り方
醤(ひしお)は麹(こうじ)を使った発酵調味料である。中国語だと読みは「ジャン」になる(豆板醤〈とうばんじゃん〉、甜麺醤〈てんめんじゃん〉など)。麹も漢字の使い分けがされていて、麦や大豆は麹、米の場合は糀(こうじ)と記す。初めて知った。
amazonで味噌について調べていたところ、名刀味噌本舗の「ひしおの糀(はな)」を見掛けた。280個の評価で星四つ半は凄い。早速レビューを参照し、醤について検索しまくった。数十分後に注文した。
初めての醤作りは15日間を要した。夏だともっと短い日数で済むことだろう。発酵を進めるため常温で放置。1日1回撹拌(かくはん)する。掻き混ぜることを考えると縦長の瓶よりもタッパーウェアが好ましい。蓋は完全に閉めないでおく。発酵食品の取り扱いは全部一緒だが、雑菌が付かないよう注意が必要だ。容器やスプーンは必ず熱湯消毒すること。
甘みが増しきったと判断した時点で冷蔵庫保存にする。発酵が進むと酸味が増すからだ。菌の動きを抑制する。
これは美味しい。最初は金山寺味噌みたいなものかと思っていたのだがコクの深さが違う。朝一番で舐めるとお腹がグウグウ鳴り出して驚いた。お湯で溶いただけでも美味しい。
amazonだと1400円だが、公式サイトの方が少し安い(972円+送料300円)。
私は生協の「特選丸大豆減塩しょうゆ720ml」を使った。300円ほどだったと思う。1700円+手間を思えば決して安いものではない。それでも体が喜ぶ声に耳を傾けざるを得ない。
2006年、日本醸造学会が麹菌を国菌と定めた(麹菌 | サンスター健康道場)。国士であれば国菌を培養するのは当然だ。
麹について調べれば調べるほど奥の深い世界であることがわかった。早速、業務スーパーで「菊川の米糀(こめこうじ)」を買ってきて、塩糀と醤油糀も作っている。
もしも男の子の名前で困っていたら、迷うことなく「コージ」にせよ。国家を支える男児と育つことだろう。
・発酵食品*ひしお(醤) by sarara* 【クックパッド】
・しょうゆと水を混ぜるだけで手軽に菌活できる「ひしおの糀(はな)」
・万能発酵調味料 ひしお麹の作り方をご紹介! いつもの食材を発酵の力でもっと美味しく! - GOOKOブログ
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