古本屋の殴り書き

書評と雑文

アホエンの効果/『ボケない脳をつくる「ニンニク油」』篠浦伸禎

 ・脳外科医が勧めるニンニク油
 ・アホエンの効果

 脳は全体に微少な毛細血管を張り巡らせて、酸素や栄養を送っています。この毛細血管の血流が低下すると脳の働きが悪くなります。それが物忘れや認知症というわけです。
 ニンニク油を飲むと、この脳血流が明らかに改善することがわかりました。(中略)
 カギを握るのは、ニンニクに含まれる「アホエン」という成分です。
 ただこのアホエン、ニンニクをそのまま食べても摂取できません。ニンニクにひと手間加えることによって、はじめてとることができるのです。

【『ボケない脳をつくる「ニンニク油」』篠浦伸禎〈しのうら・のぶさだ〉(青春出版社、2014年)以下同】

 著者は都立駒込病院脳神経外科部長を務める人物。ニンニク油は患者から教わったという。

 毎朝ニンニク油をスプーン4~8杯飲み、4杯であれば昼ご飯まで、8杯であれば夕方まで、気力を充実させて仕事に取り組めるようになりました。まさしくニンニク油との出会いで、自分の人生が再生した、といっても過言ではありません。

 自分用の覚え書きとして。

 ニンニク油に含まれるアホエンには、発がんの原因となる細胞の突然変異を抑える効果が明らかになっており、正常細胞よりがん細胞に対し、低濃度で細胞死を起こすというデータがあります。(中略)
 ニンニク油に含まれるアホエンには、カビや酵母類・細菌類に対する非常に強い殺菌効果があります。人や動物に寄生して病気を起こす菌やカビはさまざまありますが、アホエンはそれを死滅させたり生育を止める効果があるのです。
 またアホエンには、ニンニクの持つ成分の中でも特に強い抗ウイルス作用があります。

 いいことずくめだな。私は昨日作ったばかりなので、まだ飲んでいない。4日後が楽しみだ。尚、篠浦のレシピは以下の通りである。

・オリーブ油 150ml
・ニンニク 大3片

 既に書いた通り、湯煎する必要はない。