古本屋の殴り書き

書評と雑文

便通対策

 知り合いのバアサンが医者からヨーグルトを勧められたという。便通の薬の代わりらしい。馬鹿丸出しだなと思った。きっと女性週刊誌でも愛読している愚かな医者なのだろう。日本人は乳糖不耐症の人が多いので乳製品は避けた方がよい。また、カルシウム・パラッドクスを弁えるべきだろう。

 加齢とともに腸内細菌は減少するといわれる。健康状態を支えているのが腸であることを踏まえると実に心許(もと)ない。私は六十だが便通で困ったことはない。一日に三度は出るよ。むしろ出過ぎて困っているくらいだ(笑)。

 個人的な感覚ではあるが、お菓子をたくさん食べるとウンコの出来がよくない。理想的なのは色が黄みがかっていて、スルリと出て、水に浮くウンコである。小野田寛郎〈おのだ・ひろお〉はルバング島にいた際、健康管理のために大便を毎日仔細に調べたという。

 私は日常において粗食をよしとしているが、健康オタクの端くれとして便通をよくする食材の知識を開陳したい。基本は野菜(食物繊維)をしっかり摂ることだ。

・ピーナッツ
・ナッツ類
クルミ
オートミール
・バナナ
オリゴ糖
・イヌリン
難消化性デキストリン
・ビタミンC
クエン酸
重曹

 ま、こんなところである。難消化性デキストリンだけは試していない。ビタミンCは許容量を超えると下痢になる。自分でバランスを探ってもらいたい。クエン酸重曹は掃除にも使えるので私は常備している。比較的廉価で入手しやすいニチガ製品を紹介する。ニチガのファンなので(笑)。