古本屋の殴り書き

書評と雑文

エッセイ

不思議な違和感/『悲しみの秘義』若松英輔

・『ブレヒトの写針詩』岩淵達治編訳 ・『狐の書評』狐 ・『樹の花にて 装幀家の余白』菊地信義 ・『もう牛を食べても安心か』福岡伸一 ・『目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか』伊藤亜紗 ・『傑作将棋アンソロジー 棋士という…

19歳のハードボイルド/『一葉の写真』先崎学

・19歳のハードボイルド・『フフフの歩』先崎学 ・『先崎学の浮いたり沈んだり』先崎学 ・『山手線内回りのゲリラ 先崎学の浮いたり沈んだり』先崎学 ・『まわり将棋は技術だ 先崎学の浮いたり沈んだり2』先崎学・将棋 奇妙な光景だった。 竜王戦最終局、世…

会社は“箱”でしかない/『ぜんぶ、すてれば』中野善壽

・『「捨てる!」技術』 辰巳渚 ・今日がすべて ・会社は“箱”でしかない・『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』佐々木典士・ビジネス 自分はなんのために働くのか。 答えは一つ。自分のため。「会社のため」じゃない。 「家族のため」というのも、ちょっと…

今日がすべて/『ぜんぶ、すてれば』中野善壽

・『「捨てる!」技術』 辰巳渚 ・今日がすべて ・会社は“箱”でしかない・『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』佐々木典士・ビジネス 僕が何より伝えたいのは、「今日がすべて」という言葉です。 情報が多く、将来のことも、周りの人も気になる時代において…

如何とも名状し難い強い懐しさの情/『紫の火花』岡潔

・『春宵十話』岡潔 ・『風蘭』岡潔 ・純粋直観と慈悲 ・如何とも名状し難い強い懐しさの情・『春風夏雨』岡潔 ・『人間の建設』小林秀雄、岡潔 ・『天上の歌 岡潔の生涯』帯金充利 満州事変の始る少し前、私はフランスへ行こうとして、シンガポールに来て一…