・『ストレス、パニックを消す! 最強の呼吸法 システマ・ブリージング』北川貴英
・町井勲×北川貴英(システマ)
昔、町井は結構テレビ出演していて、ピッチングマシンから繰り出される時速150kmのボールを居合で一刀両断にした。それどころではない。モデルガンから発射されたBB弾まで真っ二つに斬り捨てた。現在、ギネス記録を六つ保持している(Wikipedia)。
町井の口調は静かで淡々としており、いかにも武術家らしい。タレント性はゼロである(笑)。しかしながら、語られる内容は実に奥深く、温故知新の探究を続けながら、現代において独創の花を咲かせた人物ならではの説得力に満ちている。
武術の伝承はともすると途絶えがちである。そもそも武術家というのは「技を隠す」のだから当然だ。実子であったとしても、相伝の時期が訪れるまでは秘伝のままだ。なぜならば、実子に殺されることまで想定しているからだ。戦前まで武の厳しさは連綿と続いてきた。しかも、戦前の名だたる武術家は実際に人を殺(あや)めているのだ。畳やリングの上で行われるゲーム(試合)とは質が異なる。
ただ、動画を見ているだけでは、「肘の力を抜く」とか「股関節の動きで」といった妙技はわからない。だからこそ、より一層の興味と関心が刺戟(しげき)されるのだ。
町井勲〈まちい・いさお〉や山城美智〈やましろ・よしとも〉は日本の宝である。政府は人間国宝に認定するのが筋だろう。
これ、小泉八雲が英語で世界に向けて発信したエッセイによれば①どの国でも欧米人の外国人居留地は治外法権であり白人はやりたい放題だったが、日本だけは勝手が違った。②というのも他でもない。日本人は限度を超えるまでは恵比寿顔で従順そうにしてるが… https://t.co/ZN2kFO1rR4
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) December 2, 2024
それを超えるといきなり刺客が現れ無礼を働いた相手を殺してしまう。②刺客は概ねその場で自害。そこで追求を止めないとまた刺客が現れる。③この話は英語で発信された為世界に知られ、日本での横暴の抑止力になっていた。そう、生麦事件はこの壁への果敢な挑戦の末路…https://t.co/ojGtgjnUr0
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) December 2, 2024
これ①実際の記録は未確認。②どれくらいの頻度でそういう事件があったか不明。といえども「小泉八雲が英語でこの話を世界に伝えた事自体が原則として抑止力となった(まぁ「なあに、日本人だってアジア人さ。俺がブン殴れば大人しくなる」と考える挑戦者は現れてしまった)」なる構図が重要かと。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) December 2, 2024
人を殺す武術の技術が可能にしたのだろう。就中、剣術の存在が見逃せない。
— 小野不一 (@fuitsuono) December 3, 2024