・ユングは偶然の一致を「時間の創造行為」と呼んだ
・宇宙人に誘拐されたアメリカ人は400万人もいる
・株式有料情報の手口
・偶然の一致は壮大な宇宙の調和の現われ
・原子のの99.99パーセントは空間
・『宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎』村山斉
・『物質のすべては光 現代物理学が明かす、力と質量の起源』フランク・ウィルチェック
・『偶然とは何か 北欧神話で読む現代数学理論全6章』イーヴァル・エクランド
・『たまたま 日常に潜む「偶然」を科学する』レナード・ムロディナウ
・『人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか』トーマス・ギロビッチ
・『二十一世紀の諸法無我 断片と統合 新しき超人たちへの福音』那智タケシ
・『ゆだねるということ あなたの人生に奇跡を起こす法』ディーパック・チョプラ
原子は直径約10万分の1ミリで、全体の99.99パーセントが空間だ。原子を一定の率で拡大して描く場合、原子核を1センチとすると、電子は髪の毛1本の直径にも満たず、原子全体の直径はサッカー場の長いほうを横にして30面並べた長さを超える。そしてその間には何も存在しないのだ。人の体のいわゆる質量と空間の関係は、2000億対1と考えられている。アインシュタインの計算によると、地球上すべての人のすべての原子の間にある空間を取りのぞいてギュッと凝縮させると、野球のボール大のものができる(重さはボールどころではないが)という。
【『本当にあった嘘のような話 「偶然の一致」のミステリーを探る』マーティン・プリマー、ブライアン・キング:有沢善樹〈ありさわ・よしき〉、他訳(アスペクト、2004年)】
物理状態を拡大すると空(くう)なる世界が現出する。俺たちスカスカってわけだよ(笑)。つまりブラックホールとは空間が存在しない世界なのだ。
「野球のボール大」は誤りで、厳密には半径8.8mmが地球のシュヴァルツシルト半径である。つまり地球を直径17.6mmまで圧縮すればブラックホールとなる。ま、理論上はそうなんだが実際は太陽サイズよりも巨大な重量が必要とされる。
偶然に関する研究もかなり進んできた。必然とは決定論である。ビリヤードの球のようにスピードと角度が全てを決める世界観である。そこでは小さな埃(ほこり)や、ほんのわずかなビリヤード台の傾きは無視される。量子力学は我々の眼に映る世界の裏側に常識と懸け離れた物理構造が存在することを明らかにした。観察という行為が物理現象に影響を及ぼすのだから、人間の意識が宇宙を震わせることもあり得るだろう。