・『あなたという習慣を断つ 脳科学が教える新しい自分になる方法』ジョー・ディスペンザ
・『心感覚(シンかんかく)』ノ・ジェス
・『あなたはプラシーボ 思考を物質に変える』ジョー・ディスペンザ
・ジョー・ディスペンザ流の瞑想法
・注意を心臓に向ける瞑想
静かな自然環境を見つけるところから始めよう。外的環境から自分自身を遮断し、目を閉じて今という瞬間に錨を下ろす。魂が心臓から統一場とつながる。その中心である心臓を意識して、感謝、喜び、インスピレーション、慈悲、愛などの高次の感情を心臓の中心に感じてみる。あなたの新しい未来を心の底から信じられるなら、心臓は開かれ、活性化していくだろう。
注意を心臓に向け、その中心から極力ゆっくりと深く大きく息を吸ったり吐いたりする。これを約2分間続ける。それからさらに2~3分にわたり高次の感情を再び心臓に作り出す。それを体の外に向かって放射し、そのエネルギーに包まれる。次にあなたの未来のエネルギーに波長を合わせる。【『超自然になる どうやって通常を超えた能力を目覚めさせるか』ジョー・ディスペンザ:東川恭子〈ひがしかわ・きょうこ〉訳(ナチュラルスピリット、2020年)】
本書の内容は悟りから遠い人にはわかりやすいのだが、かえって悟性から離れてしまっているような印象を受けた。
ジョー・ディスペンザ流の瞑想法は「軟酥(なんそ)の法」と似ているが、個人的にはピンと来なかった。
心臓は中丹田(ちゅうたんでん)を示唆しているが、座位であれば下丹田(かたんでん/臍下〈せいか〉丹田)が体の中心となる。
ただ、このやり方が合う人もいることだろう。自分の個性に沿って実践するのが望ましい。
東洋の流儀からすれば「自然に則る」べきであって、「自然を超える」必要はない。むしろ、「体の自然を目覚めさせる」方向に進むべきだろう。