・『悲鳴をあげる身体』鷲田清一
・『身体が「ノー」と言うとき 抑圧された感情の代価』ガボール・マテ
・『誰にでもわかる操体法』稲田稔、加藤平八郎、舘秀典、細川雅美、渡邉勝久
・『生体の歪みを正す 橋本敬三・論想集』橋本敬三
・『心をひらく体のレッスン フェルデンクライスの自己開発法』モーシェ・フェルデンクライス
・『左脳さん、右脳さん。 あなたにも体感できる意識変容の5ステップ』ネドじゅん
・『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』エックハルト・トール
・『カシミールの非二元ヨーガ 聴くという技法』ビリー・ドイル
・『過去にも未来にもとらわれない生き方 スピリチュアルな目覚めが「自分」を解放する』ステファン・ボディアン
・『古武術と身体 日本人の身体感覚を呼び起こす』大宮司朗
・『あなたはプラシーボ 思考を物質に変える』ジョー・ディスペンザ
・『瞬間ヒーリングQEのすべて キンズロー・システム実践ガイドブック』フランク・キンズロー
・今日の悟り
・気づきとは
・純粋な気づき(ピュア・アウェアネス)
・『クォンタム・リヴィングの秘密 純粋な気づきから生きる』フランク・キンズロー
・『ユーフィーリング! 内なるやすらぎと外なる豊かさを創造する技法』フランク・キンズロー
「あなたにとって、人生で一番大切なものは何ですか?」
どんなことが思い浮かんだでしょうか。健康? 家族? 心(マインド)? 仕事? それともアイスクリーム?
この質問への私の答えは、「気づき」(アウェアネス)です。(中略)
気づきとは、心(マインド)のことではありません。心が電球だとすると、気づきはその電球に光を灯す電気です。気づきが曇っているときの心は、混乱と誤解に満ち、究極的には苦しみを生み出します。一方、気づきの光に明るく照らされた心は穏やかで、現在にあります。そして安らかな優しさにあふれ、まわりの人たちの気持ちを楽にします。気づきを自分の「内なる光」と見ることができれば、その途方もない重要性がよくわかるでしょう。
気づきの質が、人生の質を決定します。気づきが生き生きと目覚めているかどうか、それが決定的に重要なのです。【『瞬間ヒーリングの秘密 QE:純粋な気づきがもたらす驚異の癒し』フランク・キンズロー:高木悠鼓〈たかき・ゆうこ〉、海野未有〈うみの・みう〉訳(ナチュラルスピリット、2021年/旧版、2012年/原書、2008年)】
気づきを意味する英語はいくつかある。
・notice:〔重要な事に対する〕注意(力)、注目、配慮、関心
・realization:認識
・perception:知覚、認識、見識、感じ方
・understanding:理解、見解
・awake:気付く、分かる、悟る
・awareness:〔あるものについて〕気付いて[自覚して]いること、〔意識のレベルとしての〕目覚め、覚醒
以上、英辞郎より。
明治以前の表現は何だったのだろう? ふと思った。見性、正見(八正道)、正覚(しょうがく)、菩提(ぼだい)などが浮かぶが、やはり「悟り」だろう。あるいは「念」ともいう。念の字を分解すると「今+心」になる。心がマインドではなく気づきであれば完璧に一致する。
「心が電球だとすると、気づきはその電球に光を灯す電気です」の一言に膝を打った。気づきを学ぶ中で心身も実は環境であることがわかりつつあった。心身こそは自我の住処(すみか)であるが、心身の動きに気づく主体は別の位置に存在する。少し前にも書いたが、心身こそは五感VRなのだろう。
心(マインド)=記憶+思考+感情である。気づきは一段上にある。気づきと心(マインド)の距離を意識することを心掛けると、気づきの質が高まる。更に、気づきに気づくと心が波立たなくなってくる。「気づき2」だ(笑)。
翻訳家の高木悠鼓を辿って見つけた一冊だ。