・『「言葉」があなたの人生を決める』苫米地英人
・『アファメーション』ルー・タイス
・『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン
・『「原因」と「結果」の法則2 幸福への道』ジェームズ・アレン
・『新板 マーフィー世界一かんたんな自己実現法』ジョセフ・マーフィー
・『未来は、えらべる!』バシャール、本田健
・『こうして、思考は現実になる』パム・グラウト
・『こうして、思考は現実になる 2』パム・グラウト
・『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ
・『“偽りの自分”からの脱出』梯谷幸司
・『大丈夫!すべて思い通り。 一瞬で現実が変わる無意識のつかいかた』Honami
・『手にとるようにNLPがわかる本』加藤聖龍
・『潜在意識をとことん使いこなす』C・ジェームス・ジェンセン
・『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』小池浩
・『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんがあえて教えなかったとんでもないこの世のカラクリ』小池浩
・『科学的 潜在意識の書きかえ方』小森圭太
・夢が叶った状態をイメージする
・粒子と波動の二重性
・『未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する』城ノ石ゆかり
感覚や感性を呼び覚まし、それを研ぎ澄ましていくために、まずあなたにやってみてほしいことがあります。
とりあえず何でもいいので、【あなたが「こうなったらいいなー、こんなこと実現しないかなー」と望んでいる状態をイメージしてみてください】。(中略)
その際に、気温、風の感じ、匂い、太陽の当たり具合、聞こえる音、舌で感じている味など、五感全部でイメージできるようならそうしてみてください。(中略)
イメージしてみましたか?
イメージしている時に、あなたの身体はどうなりましたか?
あなたの目はどんな感じになり、あなたの表情はどんな状態になり、あなたの胸の奥はどんな感覚になり、あなたの重心の位置はどう変化しましたか?
必ず変化は起きるので、その変化を感じてみてほしいのです。
その変化を感じられたでしょうか?
感じられたのなら、まずあなたにここでお伝えしておきたいことがあります。
それは、【「あなたの望みは叶いました!!」】ということ。「は~、何のこと?」なんて反発をくらいそうな氣もしますが。
実はあなたが本質的に求めているのは、先程あなたがイメージした状態を実現することではありません。【あなたが本当に求めていることは、イメージが実現した時に得られる身体の状態、身体の感覚】なのです。
なぜなら、あなただけでなく、すべての人間が究極的に求めているのは、【感情的に満足することであり、その感情を感じるのが身体】だからです。【『科学的 本当の望みを叶える「言葉」の使い方』小森圭太〈こもり・けいた〉(ダイヤモンド社、2020年)】
少し前から20代の若者に読書指南をしているのだが、実に素晴らしいタイミングで本書を読んだ。予定していた本の間に本書を入れれば完璧な流れができる。誰かと関わっているとよくこういうことが起こる。
夢や理想が叶った状態をイメージする。満足感、幸福感、全能感、多幸感を五官で感じる。以上終わり、である。本当にそうなのか? そうなのだよ(笑)。脳は現実と妄想を区別することができない。時間も関係ない。夢の実現までに困難を設定し、それまでに必要な歳月を規定するのは自分なのだ。
「千里の道も一歩より」という。しかし、「あと、999里+1里-1歩かー」と嘆く人と、「1歩分夢が叶った」と思える人では、脚に入る力も違えば、目つき・顔つきまで異なることだろう。すなわち、「千里の道は今日の一歩に含まれている」のだ。
「でも、それじゃ水槽の中の脳と変わりがないんじゃないか?」――そう思った君は鋭い。だが、よく考えてみよう。脳自体は水槽の中にいるのか、君の頭部に収まっているかを判別することができないのだ。残念だったな。私の勝ちだ。
不幸とは、不足を感じる心から生まれるのだろう。「満たされていない」という渇(かわ)きこそが不幸の原因なのだろう。
不幸は生の有り難さを見失わせる。生は生きることで完結しており、何かのために費やす手段ではあるまい。瞑想が呼吸から入るのも、「呼吸をするだけで幸福」といった境地に向かうためか。
いつまでも競争に勤(いそ)しんでいれば、どうしたって苦しくなる。マラソンであれば42.195km先にゴールがあるが、「4万km走れ」と言われたら、誰も走る気になれないだろう。つまり、1位を目指すから不幸になるし、他人と比較をするからいつまでも満たされないのである。
酸っぱい梅干しを食べた時のことを想像してみよう。自然と口の中で唾液が溜まってくる。これと同じ原理だ。完全に「穏やか」な状態になれば完璧だと思う。ま、一種のニルヴァーナ(涅槃)だな(笑)。