古本屋の殴り書き

書評と雑文

雑文

死者は光となって現れる

喪った友が光となって現れる経験を何度もしている。私の思い込みでも一向に構わないのだが、光を見た瞬間に友人の名前が浮かび、柔らかなメッセージまで受け取る。個人的に死後の存在はないものと考えているのだが、死の瞬間において永遠を感得することはあ…

煎り玄米は売れるか?

・煎り玄米と揚げ玄米 ・煎り玄米は売れるか?・「毎日の玄米」は30kgがお得 近頃、煎り玄米が主食になりつつある。私は面倒くさがり屋なので半日から丸一日浸水し、ザルで水を切ったらそのままフライパンに投入している。水分が飛んだら油を大さじ2ほど入れ…

還暦男のぼやき

私は来月還暦を迎えるのだが、ここのところ妙に疲れやすくなっていることに気づいた。某社へ行った際、65歳の女性に「やっぱり六十になると体力が落ちるんですかね?」と訊(き)いてみた。「何言ってんのよ! 六十なんてまだまだよ!」と笑い飛ばされた。 …

洗濯物を畳まない合理性について

私は23歳の時から独り暮らしを始めた。直ぐに気づいたことが一つあった。それは洗濯物が輪廻(りんね)する事実である。 着る➡洗濯をする➡洗濯物を干す➡洗濯物を取り込む➡洗濯物を畳む➡箪笥(衣裳ケース)に仕舞う➡着る そして閃いた。「洗濯物を畳む」と「…

道志みちから見える富士山

道志みちはよく走るのだが、山中湖まで行ったことは数回ほど。いつもは道坂峠を右折し、都留方面に抜ける道を選んでいる。道の駅を越えると、ほぼ直進で変化に乏しいためだ。ただし、帰路は必ずこの道を通る。 今日、道志みちから初めて富士山を見た。家を出…

富士の威容を仰ぐ

・富士山1周ツーリング ・富士の威容を仰ぐ 山梨県は到るところから富士山が見える。コンビニの駐車場から白い山頂が見えた。 そして反対側にも富士山があった。 たまたま一緒に喫煙していた女性に尋ねた。「山梨はどこからでも富士山が見えるんですか?」「…

灯油ポリタンクを背負う方法

・石油ストーブの売り切れが目立ってきた ・灯油ポリタンクを背負う方法 グローバリズムの走りはドネラ・H・メドウズ著『成長の限界 ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』( ダイヤモンド社、1972年)であった。折しも1970年に二度のオイルショックが起こ…

富士山1周ツーリング

・富士山1周ツーリング・富士の威容を仰ぐ 昨日、富士山の周りを1周してきた。気温が10℃だと山梨方面の峠は凍結の怖れがある。そろそろ大寒(だいかん)なので走り納めと考えていた。節分(2月2~4日)とは「季節を分ける」の謂(いい)で、二十四節気(旧暦…

人はなぜスピードを志向するのか?

私が自転車に乗っていたのは1年程度なのだが、宮ヶ瀬湖周辺は隈(くま)なく走っていることに気づいた。あまり休まないので、どの自動販売機で飲み物を購入したかも覚えている。バイクで駆け抜ける瞬間に、自転車を降りて地面に坐り込んでいた記憶が蘇る。「…

自転車は坂に向かい、バイクは峠を目指す

初めて宮ヶ瀬湖に足を運んだのは20年ほど前のこと。印象を尋ねられ、「人工の臭いがする」と答えた覚えがある。後で調べてみたところ、ダム湖であると知った。それから15年後に自転車で走り回ることとなる。 私が自転車に乗った期間はわずか1年である。体感…

Webは都市から荒野へ向かう

もはやブログにメリットはない。そういう方向にGoogleが誘導していると思うぞ。— 小野不一 (@fuitsuono) August 21, 2022 Googleが明らかに書評ページを回避している。「書籍タイトル+書評」で検索すれば直ぐわかることだ。Bloggerからはてなブログへ引っ越…