古本屋の殴り書き

書評と雑文

新書

悪しきマウント癖/『世界のニュースを日本人は何も知らない』谷本真由美

そして日本ほど治安がよい先進国もありません。 日本ではどこかアパートやマンション、一軒家などを借りる際に治安を考慮する必要はないですが、ほかの国では場所も物件自体も安ければ安いほど安全性が低いということですから、死にたくなければ高い家賃を払…

椰子の実の生命記憶/『胎児の世界 人類の生命記憶』三木成夫

・『内臓とこころ』三木成夫 ・『紫の火花』岡潔 ・椰子の実の生命記憶・『生命とリズム』三木成夫 ・『人体 5億年の記憶 解剖学者・三木成夫の世界』布施英利・必読書リスト その一 小学生のころ、家に埃(ほこり)をかむった椰子の実があったのを覚えてい…

たゞ永遠の現在がある/『科学史と新ヒューマニズム』サートン:森島恒雄訳

・たゞ永遠の現在がある・『科学と宗教との闘争』ホワイト:森島恒雄訳 ・『思想の自由の歴史』J・B・ビュァリ:森島恒雄訳 ・『魔女狩り』森島恒雄 若し個人の方が重要であるとするならば、吾々の昨日は屍の如く、過去は正しく過去のものとなるであらう。さ…

反省を強制してはならない/『反省させると犯罪者になります』岡本茂樹

・反省を強制してはならない・『いい子に育てると犯罪者になります』岡本茂樹 悪いことをして、何度も反省させられて、最後に犯罪を起こしてしまう者の「代表者」が、刑務所に収容されている受刑者です。受刑者は、幼いときから周囲の者に何度も叱られ、反省…

奇妙な中国礼賛/『季語百話 花をひろう』高橋睦郎

・鏡餅は正月の花 ・奇妙な中国礼賛 この感想に反論する人びとの中のある人は、わが国には歳時記があり季語があり、季語をいのちとする俳句があるではないか、と言うだろう。けれども、歳時記も季語も日本人の発明ではない。その原型である暦(こよみ)は、…

臆病な原始人の子孫が生き延びた/『2045年問題 コンピュータが人類を超える日』松田卓也

・『進化する星と銀河 太陽系誕生からクェーサーまで』松田卓也、中沢清 ・『時間の逆流する世界 時間・空間と宇宙の秘密』松田卓也、二間瀬敏史 ・『人間原理の宇宙論 人間は宇宙の中心か』松田卓也 ・臆病な原始人の子孫が生き延びた・全地球史アトラス ・…

似た者同士を集めて失敗/『ポストコロナの生命哲学』福岡伸一、伊藤亜紗、藤原辰史

・『もう牛を食べても安心か』福岡伸一 ・『生物と無生物のあいだ』福岡伸一 ・『動的平衡2 生命は自由になれるのか』福岡伸一 ・『動的平衡3 チャンスは準備された心にのみ降り立つ』福岡伸一 ・『目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイで…

大衆消費社会の実像/『創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』輪島裕介

・『一九八四年』ジョージ・オーウェル ・歴史の上書き更新 ・大衆消費社会の実像・必読書リスト その三 現代日本の大多数の人々の音楽生活が、パッケージされた音楽商品としてのレコード歌謡の消費を中心に営まれていることはいうまでもありません。レコー…

「人による人の支配」の構造/『世界史の新常識』文藝春秋編

・『イエス』ルドルフ・カール・ブルトマン・『日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか』小室直樹 ・「キリスト教」はイエスの死後につくられた ・ユダヤ教イエス派を組織化したペトロ ・「人による人の支配」の構造・キリスト教を知る…

ユダヤ教イエス派を組織化したペトロ/『世界史の新常識』文藝春秋編

・『イエス』ルドルフ・カール・ブルトマン・『日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか』小室直樹 ・「キリスト教」はイエスの死後につくられた ・ユダヤ教イエス派を組織化したペトロ ・「人による人の支配」の構造・キリスト教を知る…

「キリスト教」はイエスの死後につくられた/『世界史の新常識』文藝春秋編

・『イエス』ルドルフ・カール・ブルトマン・『日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか』小室直樹 ・「キリスト教」はイエスの死後につくられた ・ユダヤ教イエス派を組織化したペトロ ・「人による人の支配」の構造・キリスト教を知る…